SOMPOホールディングス株式会社 Sompo Holdings, Inc.

求める競技プログラマー像と仕事

デジタル戦略に注力し、グループ全体のDXを推進

競技プログラマーを求める理由

　数多くのイノベーションや経済危機などを背景に社会や産業の構造がめまぐるしく変化するなか、SOMPOグループは社会課題の解決を通じて持続的に成長するグループとなることを目指しています。その実現のためにデジタル戦略にも力を入れており、「SOMPO Digital Lab」（デジタル戦略部／データ統括室）を中心にグループ全体のDXを実践。経験豊富なエンジニアやデータサイエンティストが活躍しています。彼らがさまざまなプロジェクトに取り組む上で必要なのは、論理的に考え、課題を解決するスキル。競技プログラマーの皆さまにはまさにそうしたスキルが備わっていることと思います。そのスキルをビジネス課題解決に活用していくモチベーションのある方とともに、価値あるサービスやプロダクトを生み出していきたいと考えています。

募集職種と仕事内容

　募集する職種はアプリケーションエンジニアとデータサイエンティストです。エンジニアは新たなサービスの企画から開発、リリースにまで一貫して携わるなか、ビジネス部門と密にコミュニケーションをとりながらブレストを重ね、他の開発者とともにアジャイルでプロダクトをつくっていきます。データサイエンティストはグループが蓄積するデータやリソースでいかにビジネスインパクトの大きいプロジェクトを動かすかを意識しつつ、グループ内のビジネス課題解決に向けたデータ活用の企画・環境構築・分析などを担います。いずれの職種にも共通して求められるのは、常にビジネス的観点を持ち、自分事として取り組むこと。その意味で経験豊富なキャリア人材を重点的に募集していますが、一方では若手にも募集のすそ野を広げているので、ぜひ幅広い人材にチャレンジしてほしいと思います。

事例・実績

　2019年、ビッグデータ解析大手の米パランティア・テクノロジーズと合弁会社を設立し、同社の専門的知見を活用した協業プロジェクトを推進しています。具体的取組として、SOMPOケアの介護施設における入居者さまの健康状態に関するデータについて、入居者さまのご理解を得ながら一元的かつ連続的な収集・統合・解析に取り組んでおり、データドリブンな意思決定に基づくサービス品質・生産性の向上を目指しています。当グループではこのように高度な技術を有する国内外のICT企業と協業することで、さまざまな領域の社会課題解決に貢献していきます。

働く環境・雰囲気

技術力の高いメンバーたちが互いの強みを生かし、協力し合う

職場の雰囲気

　デジタル戦略部／データ統括室ではキャリア採用を積極的に実施しており、キャリア採用組が9割を占めるチームもあります。スタートアップやメガベンチャーの出身者など技術力の高いメンバーが多く、一人ひとりが「どうすればさらに効率化できるか、付加価値を高められるか」を常に意識しているのはもちろん、メンバー同士で議論しながら最適解を模索し、実践していく土壌があります。また、技術トレンドへの感度が高いメンバーばかりなので、必要であれば新しい技術もどんどん取り入れていきますし、それぞれのバックグラウンドや得意分野を尊重し、お互いに協力し合いながらプロダクトを作り上げていくことが共通認識になっていると思います。

キャリア支援

　グループ全体におけるデジタル人材育成が急務であり、DXを推進する上で基礎となるAI、データサイエンスやUI／UX、各種デジタルスキル向上のための研修を幅広い社員に行うことで全体のITリテラシーの底上げを図っています。たとえばAIに関する基礎知識はビジネス面でも必須であることから、非エンジニアであってもG検定合格に向けた研修などを行っています。デジタル戦略部／データ統括室のキャリア採用組については研修でスキルを習得するというより、各自が持てるスキルや強みを発揮できるよう、そのつどOJTを行うほか、進行中のプロジェクトに早い段階で加わってもらっています。

働きやすさ

　大手企業でありながら、自由度の高い開発環境を使えるのが大きな魅力だと思います。デジタル戦略部／データ統括室では当グループの既存システムとは独立した開発環境や端末を整えており、外部の知見も取り入れながら多くのメンバーにとってより使いやすく、より生産性が高まるよう日々アップデートしています。また、家庭を持っているメンバーが多いですが、皆さん仕事とプライベートをしっかりと両立して働くことができています。

競技プログラマーへのラブレター

競技プログラマーとしての武器を開発・分析プロジェクトで生かしてほしい

メッセージ

　私がSOMPOへの入社を決めたのは、保険や介護・ヘルスケアといった幅広い事業を通じて膨大なデータを保有している当グループであれば、データサイエンティストとしての力をより発揮できると考えたためです。また、アメリカのユニコーン企業や国内外のスタートアップ企業との協業に積極的に取り組み、新しいことに果敢に挑戦していく姿勢にも惹きつけられ、自分もそのなかで成長したいと思いました。現在はデータサイエンティストとして、ビジネス課題の解決に向けたデータ解析・統合、分析基盤の整備などに携わっているほか、グループDX人材戦略の一環で、高度なデータ活用ができる人財育成のための教育プログラムを企画・運営したり、グループ外から専門人材を募集・採用するなどの業務にも携わっています。競技プログラミングでは課題に対して限られた時間内により良いロジックを考え、コーディングすることが求められますが、その力を高めるための好奇心や向上心、プログラミングスキルは、企業で働くエンジニアやデータサイエンティストにとってクリティカルな強みとなります。その強みを生かし、弊社の多くの開発・分析プロジェクトを通して、一緒に社会にインパクトを与える仕事をしましょう。

AtCoder編集部より

基礎体力をつけるとともに、ビジネス的観点も意識してみよう

　SOMPOホールディングスは、本文でも触れられている米パランティア・テクノロジーズとの協業のほかにも、自動運転技術の社会実装に向けたティアフォーとの協業、レジャー施設でのスマホカメラによるヘルスチェッカーの実証実験など、多分野でDX推進を核とした新規事業に挑戦中です。いわゆる伝統的な保険会社の枠組みから脱却し、「安心・安全・健康」に関するビジネス・社会課題解決に貢献するサービサーに生まれ変わろうとしています。競技プログラマーのなかには、こうした高度なビジネスに携わることを尻込みしてしまう人もいるかもしれません。が、競技プログラミングで培った論理的思考や課題解決スキルは、エンジニアやデータサイエンティストのいわば「基礎体力」。ビジネス的観点も意識しつつ、ぜひ臆することなく同社のような多彩なビジネスを手掛ける事業会社で活躍することも視野に入れてほしいと思います。