東京海上日動システムズ株式会社 Tokio Marine&Nichido Systems Co.,Ltd

求める競技プログラマー像と仕事

プログラマーとしての専門性を生かせる幅広い開発領域

競技プログラマーを求める理由

　東京海上日動は約140年前に日本初の損害保険会社として誕生。以来、海上保険や自動車保険、地震保険、そして最近では社会のネットワーク化に対応したサイバーリスク保険など、時代の変化と共にさまざまな保険商品を世の中に提供し続けてきました。昨今はインターネットの普及により、保険商品の多様化やその提供・提案の仕方が急変しています。いまやネット上で保険の申込みをしたり、契約内容を確認するのは当たり前ですし、今後は最先端のデジタル技術やIoT機器を活用してさらに安心・安全な社会の発展に寄与する保険を生み出していかなければなりません。こうしたなか、当社のデジタルイノベーション開発部では最先端のITを駆使しながら、東京海上グループの多岐にわたるシステムを構築しています。これまで以上に高度なアルゴリズム構築力やプログラミング能力を持った人財を必要としていますので、ぜひとも競技プログラマーの方々にはその能力を大いに発揮していただきたいと思っています。

募集職種と仕事内容

　東京海上グループのIT戦略をリードするエンジニアとして、アプリケーションの設計・開発のスペシャリストであると同時に、業務に踏み込んだサービスの設計から開発までを幅広く担っていただきます。保険は制度や商品内容が複雑であり、またアプリやシステムの構造やUI／UXまでもが難解になってしまいがちですが、ぜひともそのあたりは競プロで磨き上げたアルゴリズム構築力などを発揮して改良していただきたいと思います。また、データサイエンスやUI／UX、AWSをはじめとしたクラウドなど、特定の専門分野におけるスペシャリストとして活躍できるフィールドもありますので、各々の個性を生かし、若年次から重要なポジションを担うことができます。もちろん、東京海上グループ各社が保有する膨大なリソースやデータを活用することで、保険を通してさまざまな形で社会に貢献していくことが可能です。

事例・実績

　最近では東京海上日動の年金商品に加入されているお客さまを対象としたLINE Botアプリを開発しました。LINEで年金の運用状況などを確認・変更できるというもので、デジタルイノベーション開発部がビジネス部門のニーズをくみ取って提案した案件です。このように当社では開発サイドからも積極的にアイデアを出し、一気通貫した開発を手掛けることができるので、自身の能力を最大限に生かしてオリジナリティに富んだ開発に挑戦することができます。また、社内にはデータサイエンスに関する部門もあり、AIのコンペとして知られるKaggleにチャレンジしている社員もいます。

働く環境・雰囲気

スクラムによる活発なコミュニケーションで独自のシステムを開発

職場の雰囲気

　デジタルイノベーション開発部では、変化に迅速に対応することを目指しアジャイル開発の手法のひとつであるスクラムを採用しています。チームのコミュニケーションを重視したより高速なアジャイル開発を、専門コンサルタントにも参加してもらい強力に推進しています。オフィスや廊下には業務やプロジェクトごとにホワイトボードが設置されており、それぞれに付箋を用いてタスクやレビューを示すなど、コミュニケーションの要となっています。保険業界のIT部門でこの開発スタイルを採用しているところはめずらしいと思いますが、おかげで各チームの結束は非常に強固なものとなっており、活発なコミュニケーションのもとで開発を進めることができます。

キャリア支援

　当社は人財育成を重視しており、導入研修なども非常に充実しています。もちろん、保険のしくみや商品のことについては基礎的なことから学べるので、業界のことをまったく知らない人でもすぐに慣れることができます。また、社外の研修やイベントなどにも参加することができるので、最先端の技術を積極的に学びたい人にもうってつけです。最近ではUdemyなどのe-ラーニングサービスの補助もあるので、目指すキャリアに応じて活用してほしいと考えています。

働きやすさ

　20代の若手社員が多いということもあり、チーム内に限らずコミュニケーションはとても活発です。また、東京海上日動火災保険をはじめとしたビジネス部門との距離が、物理的にも心理的にも近いのも開発にあたっては大きな利点になっています。保険というとお堅いイメージを持つ人もいるかもしれませんが、当社はそれとは対極と思えるほどフランクな雰囲気に満ちているので、競技プログラマーの方も馴染みやすいと思います。もちろん、リモートでの勤務環境も整っており、働き方はチームで相談の上、比較的自由に選択することができます。

競技プログラマーへのラブレター

競技プログラマーの持ち前のアルゴリズム構築力や探究心を生かしてほしい

メッセージ

　私がITに関心を持つようになったのは中学1年生の時です。以来、パソコンに熱中してアプリやシステムの開発に興味を持つようになり、情報系の大学に進学。そのなかで、独自のサービスやシステムの開発に関わりながらも、ビジネス部門に近い距離で携わることで社会への貢献を実感できる仕事がしたいという思いが強くなり、その条件に合致する東京海上日動システムズへの入社を決意しました。現在は、AWSを活用したシステムやLINE Botアプリをはじめとしたお客さま向けのサービス開発などを行っています。保険に関する複雑なビジネス要件を、どのように設計しプログラムに落とし込めるかという点は難しくも非常にやりがいのあるところです。といっても実は私自身、入社時点では保険に関する知識をほとんど持っていませんでした。ですが、充実した研修制度などのおかげで、早い段階で保険や当社のビジネスに関するアウトラインを掴むことができ、積極的にシステム開発に臨めるようになりました。ぜひとも競技プログラミングに取り組んできた皆さんにも、当社にて持ち前のアルゴリズム構築力やプログラミング能力、そして論理的思考力を発揮していただきたいと思います。

AtCoder編集部より

進化し続ける保険とITへの飽くなき探求心が成長につながる

　保険・金融業界でありながらスクラムを採用し、オリジナリティあふれるシステム開発に挑める環境は、プログラマーにとっては大いに魅力的なことでしょう。競プロで培ってきたアルゴリズム構築力は、難解になりがちな保険システムの設計や実装で生かされると思いますし、論理的思考力についてもプロジェクトが抱える課題を適切に見つけ改善していく過程で遺憾無く発揮されることを期待されています。とはいえ、保険もITも日々刻々と進化をし続けていることを忘れてはなりません。活躍の場を広げていくには、土台となるコンピュータサイエンスやアルゴリズムの日々の鍛錬とともに、保険の知識はもちろん、AIやクラウドといった先進的な技術も貪欲に取り込み、ビジネス部門のニーズを的確に把握して独自性の高い提案をしていくことが求められます。競技プログラミングと同様に、飽くなき探究心でどこまでも高みを目指してみませんか。